注意事項 notandum 2003 12 28

 今日の朝日新聞によると、こんな記事があります。
「高齢者マネー、成長を左右」
「いま、個人金融資産約1400兆円のうち、
半分を、60歳以上の高齢者が持つ。
今後も、巨大な高齢者マネーが、うまく回らなければ、
成長は期待できない」
 これには、論点が、2つあります。
 ひとつは、この「60歳以上の高齢者」が、寿命が来て、
その巨大な高齢者マネーが、どうなるかです。
相続によって、子どもに引き継がれるのか、
高い相続税によって、国庫に納められるのか。
 次に、この巨大な高齢者マネーが、何で運用されているのかです。
国債で運用されているとすれば、注意が必要です。
国債は、短期的には安全ですが、長期的には、株以上に危険です。
 今、国の借金が、いくらあるか知っていますか。
さらに、国は隠していますが、巨額の隠れ借金もあります。
この借金の巨額さを考えれば、
もはや、借金は、返せるレベルではありません。
この巨額の借金に対して、返済計画が立てられるでしょうか。
もはや、誰も、返済計画など立てられないレベルなのです。
この額は、バブル経済が、また来たとしても、返せる金額ではありません。
こうなると、どうなるか。
 古典的な方法では、インフレを起します。
インフレが大きければ、借金は、軽減します。
デフレの底を割れば、インフレがでてきます。
 あるいは、戦中、終戦直後を知る人は、別のことを思い出すのでしょうか。
いずれにせよ、借金を返すよりも、
借金の軽減を考えた方が、現実的なレベルまで、来てしまいました。







































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